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執筆者の写真ロジゾー

ヤマト運輸、佐川急便、Amazon、これから委託を受けるならどこ?

更新日:2023年3月31日


業務委託車両

宅配便事業を展開する企業のなかでも大手なのが、ヤマト運輸、佐川急便、Amazonの3社です。


それぞれ委託ドライバーの求人は多いものの、どの会社が委託元として最も魅力的なのでしょうか? 


この記事では、ヤマト運輸、佐川急便、Amazon(Amazon Flexでなくエリアを担当してフルタイムで働く形態)のそれぞれの業務内容、報酬、契約形態、開業資金、待遇などを徹底比較しました。


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目次:

  • 業務内容の比較

  • 報酬体系と想定年収の比較

  • 年収シミュレーション

  • 開業資金の比較

  • 委託形態・契約内容の比較

  • メリット・デメリットの比較

  • 委託元選びを成功させるには?


ヤマト、佐川、Amazonの業務内容・報酬を比較


軽配送の仕事内容は基本的に商品を運ぶことです。1日に回る件数は、担当のエリアや配る効率によって大きく個人差があります。平均して80~180件ですが、土地勘があったりベテランになると1日200個を超える配達をする方もいます。


ヤマト運輸

業務内容:宅急便の配達・営業

1日に回る件数:80〜200件

報酬の相場:140円〜/個


佐川急便

業務内容:宅配便の配達

1日に回る件数:80〜200件

報酬の相場:140円〜/個


Amazon

業務内容:宅配便の配達

1日に回る件数:80〜200件

報酬の相場:170〜200円/個


Amazonの1個あたりの配達完了単価は、ヤマト運輸や佐川急便よりも高い傾向があります。また、置き配がOKなのもAmazonの委託のメリットです。

収入シミュレーション


業務委託ドライバーの年収は商品を運ぶときの単価や給料形態によって大きく変わります。


基本的には、運べば運んだだけ収入が上がる仕組みになっています。しかし、希望通りに稼げるエリアを担当できるかどうかは営業所によりけりです。


ここでヤマトを例に想定される年収をシミュレーションしてみましょう。ここでは以下の2パターンで考えてみます。


未経験者とベテラン

【ベテラン×配りやすいエリア】と【未経験×難易度高いエリア】

未経験者のパターン

1ヶ月を30日とし、週休2日のため実働は22日。


  • (80個配達/1日)×(150円/1個配達完了)=12,000円

  • 12,000円 × 実働/22日=264,000円

  • 264,000円 × 12ヶ月=3,168,000円


すべてが上手くできた場合の年収がこのくらいになるでしょう。しかし、不在率が高いエリア、さらには未経験ということで配達にも慣れていない状況を考えると年収は3,000,000万円を切る可能性もあるでしょう。

ベテランのパターン

1ヶ月を30日とし、週休2日のため実働は22日。未経験と一緒の条件です。


  • (150個配達/1日)×(150円/1個配達完了)=22,500円

  • 22,500円×実働22日=495,000円

  • 495,000円 × 12ヶ月=5,940,000円


あくまでもシミュレーションですが、これくらいは稼げると思われます。エリアにも恵まれ、ベテランが配達するのですから当然かもしれません。さらにこの結果に「繁忙期」が加わると年収は600万円は超えるでしょう。


最初から効率良く配達できる人はいません。毎日続けることで、エリアの特徴が少しずつわかるようになり、徐々に配達スピードが上がってきます。仮に配達当初エリアに恵まれなかったとしても、そのエリアでの配達経験は間違いなく次に繋がります。担当エリアが変わり、在宅率の良いエリアになったときに面白いほどスラスラ配達できるでしょう。

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ヤマト運輸、佐川急便、Amazonの開業資金を比較

業務委託契約をすると個人事業主になるため、配送に必要な道具をすべて実費で集めなければなりません。そのため開業資金と合わせて車を手配する必要があります。

しかし、会社によっては自家用車の登録を認めていたり、リースや貸し出しを行っている所もありますので、開業資金を節約することもできます。


ヤマト運輸

開業資金:248,000円

車:自分で手配


佐川急便

開業資金:0円

車:協力会社が新車リースや中古車レンタルを提供する場合が多い。持ち込みもOK


Amazon

開業資金:0円

車:協力会社が新車リースや中古車レンタルを提供する場合が多い。持ち込みもOK


※開業資金は車の登録費用や保険代が別で掛かることもあります。


ヤマトは契約の形態がフランチャイズなので開業資金は高いです。しかし、ヤマトの本部から仕事を回してもらえるため、仕事が無くなるというリスクを軽減できます。開業資金を初期投資として割り切ってしまえば、ほかの会社と契約するより稼げる可能性が高いと言えるでしょう。


車の手配に関してはリースやで対応できますので、開業資金をたくさん用意しなても業務委託契約を結ぶことはできます。


ただし、リース以外にもガソリン代や駐車場代は実費の会社が多いので、想像よりもお金が必要になると言えます。資金ギリギリで開業するのはリスクが高いので、資金があまり無い人は十分考えてから契約するようにしましょう。


ヤマト運輸、佐川急便、Amazonの委託形態・契約内容を比較


各会社で契約内容は異なります。「委託ドライバー」というくくりでは同じといった印象を受けますが、それぞれ委託形態には特徴があるので、覚えておきましょう。


ヤマト運輸

委託形態:フランチャイズ、契約社員 契約内容:出来高制、営業あり、週休1〜2日

佐川急便

委託形態:業務委託 契約内容:出来高制、週休1〜2日


Amazon

委託形態:業務委託

契約内容:出来高制、週休2日


ヤマト運輸は、ヤマトと直接フランチャイズで契約する形と、アンカーキャストという契約社員として働く形があります。


フランチャイズでは、ヤマト運輸のブランドを使用できる代わりに、ロイヤリティとして毎月10,000円(税別)を支払います。また、自分の車は白に塗装してヤマトのロゴを貼る必要があります。契約社員は午後のみの勤務で、固定給+歩合給です。月給の相場は月に20万円前後です。


ヤマト運輸と佐川急便では、お仕事を始めたばかりの人には「横乗り」といって経験者が同乗して配送作業をしてくれるサポートがあります。まったくの未経験者にとっては安心ですね。


佐川急便の場合は協力会社を介して仕事するケースが多いです。協力会社から教育を受けられるケースもあります。協力会社が間に入る場合は協力会社に手数料を支払います。

ヤマト運輸、佐川急便、Amazonそれぞれのメリット・デメリット

ここで、ヤマト運輸、佐川急便、Amazonで働くうえでのメリット・デメリットに少し触れておきたいと思います。

ヤマト運輸


メリット

  • 「ヤマト運輸」というネームバリュー

  • エリアが細かく分かれているため、配達しやすい

  • 研修制度がある


デメリット

  • フランチャイズ契約にお金がかかる(加盟金・毎月のロイヤルティ)

  • 稼げる金額は担当エリア次第


また、ヤマト運輸では2019年に「委託切り」が話題になりました。業績が悪化したことやアンカーキャスト(契約社員)が増えたことにより、業務委託が次々と切られることが発生したのです。大手だからといって、常に安定して仕事が請け負えるわけではないことが露呈されました。


佐川急便


メリット

  • 初期費用がかからない

  • 補償がつく場合がある(始めてから最初の3カ月は13,000円/日が支払われるなど)

  • 委託切りの話は聞かれない

デメリット

  • 営業所から配達エリアが遠い場合、配達の効率が落ちることがある

  • 稼げる金額は担当エリア次第



Amazon


メリット

  • 荷物配達完了あたりの単価が高い

  • 置き配ができるので、効率よく配れる


デメリット

  • 突然、荷物の単価が下げられることがある

  • 配達完了数が少ないなど、実績を出せないと契約を切られる場合がある


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会社選びに成功するには?

委託ドライバーといっても、各会社ごとに契約内容や待遇が違うことがお分かりいただけたでしょうか。どこの会社で働くにしても、メリット・デメリットは存在します。自分のなかで優先順位をつけて委託先を選択することをおすすめします。


自分の求める条件をはっきりさせる

また、求人募集に書かれているプラスの内容ばかり追っかけていると、実際働き始めてから後悔する事態に陥りかねません。委託先を決める前に、まずはあなた本人が仕事にどのような条件を求めているのか、具体的なイメージを固めましょう。

  • 1ヶ月どのくらい稼ぎたいのか

  • 休みはどのくらい欲しいのか

  • 1日の働く時間はどのくらいが良いのか


少なくとも上記の3つをハッキリさせてから、委託元を選ぶ作業に入りましょう。


軽貨物ドライバーの仕事に必要な能力を理解する

どの会社でも共通して言えることが3つあります。


1つは、体力が求められるということ。体が資本となる仕事であることを理解しましょう。


2つめは、精神的な強さが求められるということ。日々1人で仕事をする軽貨物ドライバー。再配達が多い日はがっかりしたり、夜の時間帯の配達は孤独を感じることもあるでしょう。そんな困難なときにも、気持ちを持ち直して前向きに工夫をしていける人は、軽貨物ドライバーとして続けられるでしょう。


そして、3つめは最後までやり遂げる能力です。軽貨物ドライバーをはじめて最初の1カ月は稼げません。しかし、1日ごとにエリアの特徴を覚えるなど確実にコツはつかんでいくものですから、早い人は2〜3カ月ですぐに稼げるようになります。

ドライバーという仕事は単純な仕事に見えますが、決して簡単ではありません。長く委託ドライバーとして仕事をするために、自身の優先順位と会社の特徴を把握し、より良い委託元を探しましょう。


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