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配送のシェアリング・エコノミー・サービス「ハコベル」について解説していきます。
※ハコベルは軽貨物と一般貨物両方のマッチングをしていますが、今回お話しするのは軽貨物の内容が中心です。
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目次
ハコベルとは？
ドライバーがハコベルを活用するメリット
ハコベルは稼げるのか？
今後、ハコベルはどうなっていく？
ハコベルを始めるには？
1. ハコベルとは？
ハコベルの正式名称はハコベルカーゴ。荷物を送りたい荷主と､空いた時間に仕事を受注したい運送事業者を直接つなぐマッチングサービスです。（ハコベル公式HPより）
ハコベルでは、「軽貨物」と「一般貨物」を取扱っており、インターネットを使って各運送会社の非稼動時間を有効活用し、低価格な運配送の仕組みを実現しています。
ハコベルを運営するのは印刷会社のラクスル
ハコベルを運営するのは、印刷のシェアリングプラットフォーム事業を展開するラクスルです。ラクスルは、全国の印刷会社が保有する印刷機の空き稼動を利用したシェアリング・エコノミー型サービスを2010年から展開しています。
印刷EC、集客支援に続くシェアリングエコノミー事業として、ネット運送・配送サービス『ハコベル-hacobell-』（以下：ハコベル）を2015年12月3日（木）に正式リリースいたしました。
（ラクスル公式HPより）
※シェアリング・エコノミーとは？
「シェアリング・エコノミー」とは、典型的には個人が保有する遊休資産（スキルのような無形のものも含む）の貸出しを仲介するサービスです。シェアリング・エコノミーの市場規模は拡大しており、2013年に約150億ドルだった市場規模は、2025年には3,350億ドルに成長する見込みです。
運送業界とシェアリングエコノミー
多くの運送業者の売上げは5〜50億円程度。小さな運送業者が分散して散らばっている状態です。そして個々のドライバー運送会社の空き時間もバラバラです。このように分散された資産に対して、インターネットで一元化されたプラットフォームを作り、ユーザーに提供することで、いままでにない価値を生み出します。
シェアリングエコノミー成立するために必須の提供側、利用者の信頼関係
貸し借りが成立するためには信頼関係の担保が必要（総務省HPより）となります。そこでハコベルでは、サービス利用後には利用者がドライバーを評価する仕組みを設けました。優良ドライバーのみをネットワークし、利用者には高品質のサービスを提供する仕組みです。
ドライバーにおいては、「利用者からの高評価」が成功の鍵となるわけです。
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2. ドライバーがハコベルを活用するメリット
シェアリングエコノミーを得意とする印刷会社ラクスルが運営するハコベル。ドライバーにとってどのようなメリットがあるのでしょうか。
ハコベルのサービスに登録するにあたり、お金はかかりません。仕事は企業や個人が案件を提示しているので、ドライバーは契約したい案件に申し込むスタイルです。
ほかにも下記のようなメリットがあります。
現金即払い可能
料金システムが設定されている
ある条件の場合、報酬が割増される
仲介手数料が安い
現金払い可能
ハコベルでは、売上金をすぐにもらえる「ハコベル現金即払い」サービスがあります。これは、セブン銀行から「口座不要」で受け取ることできるとても便利な機能です。
料金システムが設定されている
基本的にはハコベルが自動で見積もり作成してくれます。GoogleMAPで計算されるルートの距離を元に基本配送料金を算出、ドライバーが交渉や見積もりを作る手間がかかりません。
ある条件の場合、報酬が割増される
ハコベルでは、通常の荷物以外に「冷凍・冷蔵」の荷物があります。これら荷物を担当する場合、通常の報酬に割増されます。また、「夜間配達」や「休日配達」なども報酬が割増される対象となっています。
仲介手数料が安い
ハコベルの仲介手数料は5%と良心的。同じマッチングサービスのPickGoでは10%～15%かかります。
3. ハコベルは稼げるのか？
便利なマッチングサービスのハコベルですが、果たして稼げるのでしょうか？ 先に結論から申し上げると、ハコベルひとつだけではなかなか厳しいようです。
理由の一つは、一都三県以外は案件そのものが少ないことです。少しずつ案件は増えているものの、まだまだ発展途上です。
また、条件の良い案件に応募しても、当選確率は低い状態です。そのため、ハコベル1本で安定して生計を成り立たせるのは現状では難しいようです。
しかし、登録料は無料で、仲介手数料も5%と安いため、上手く案件が獲得できるようになると稼ぎは伸びていくことが期待できます。
ハコベルは、フリーランスのドライバーが案件を探す1つの手段として活用していくのがよいでしょう。
4. 今後、ハコベルはどうなっていく？
2020年7月現在、新型コロナウィルスの影響により、物流業界の需要が急増しています。
顧客基盤が順調に拡大しており、登録ドライバー数も増加に努めているため、売上高が増えているそうです。（Ales Investment Advisorsより）
アフターコロナで在宅勤務が当たり前になっていくと、今後ますます需要は拡大していくことでしょう。
ハコベルではレビューのいいドライバーに案件が集まっていくため、少しずつハコベルの案件を受けておくことで、将来への投資になるでしょう。
5. ハコベルを始めるには？
最期に、ハコベルで仕事を始める手順を解説してきます。
手順は大きく分けて4つ。
ハコベルのドライバー登録画面から必要事項を記入
必要書類のアップロード
スマートフォンでハコベルのアプリをダウンロード
電話連絡
1. ハコベルのWebサイト（ドライバー登録画面）から必要事項を記入
まず最初に、ハコベルのWebサイト（ドライバー登録画面）から必要事項を記入します。入力箇所は「法人・営業所」の情報と「担当者情報」の2つあります。
法人・営業所情報
法人or個人事業主
法人名・営業所名・屋号
郵便番号
都道府県
住所
電話番号
FAX番号（任意）
保有台数
ハコベルを知ったきっかけ
担当者情報
名前
携帯電話番号
メールアドレス
パスワード
上記が記入できたらデータを送信します。
2. 必要書類のアップロード
登録が終わったら、返信メールの内容に沿って必要書類のアップロードを行います。アップロードする書類は2つ。
運転免許書
ナンバープレートと車両全体がわかる画像
ハコベルでは、「任意保険」「自賠責保険」「車検所のコピー」などの提出は求められません。
3. スマートフォンでハコベルのアプリをダウンロード
スマートフォンでハコベルのアプリをダウンロードします。ここでは、各種情報の登録を行います。
4. 電話連絡
ハコベルでは、登録完了の連絡は「電話」となっています。
これでハコベルを利用開始できます。案件リストから自分の条件に合う案件に応募しましょう。
最初は思うように仕事を獲得できないかもしれませんが、日々の継続が大切です。ぜひ、ハコベルを利用してみてください。
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